「関東で働く」という言葉をよく耳にしますが、関東と一口で言っても範囲は広く、生活様式や給与の水準も差がまちまちです。例えば、東京で働いて生活する場合と、群馬県で働いて生活する場合では、生活、また生活に必要なものがまるで異なります。  

 東京で働き生活する場合、移動は原則電車・バスであり、事故のリスク・駐車場確保の困難などを理由に会社によってはマイカー通勤での出勤を固く禁止しているところもあります。
 一方、群馬県内で働こうと思う場合、車がないことにはどこにも出かけられません。職場にはマイカー用の駐車場があり、買い物などのプライベートの外出にも車が必需品です。

 東京や神奈川、埼玉などの通勤者には通勤手当として電車の定期代が支給され、マイカーでの通勤が通常の地域ではガソリン代の相場での通勤手当の支給など、対応も異なりますので、初めての地域で働く方には確認が必要です。

 また、関東で働き始めると言っても、東京や神奈川に本社がある会社の場合、ゆくゆくは地方に転勤・異動がある可能性が大いにありますので、勤務する会社がどういった会社組織で、どこに支社や支店があるのかをきちんと調べることが必要です。

 地域によっての家賃補助の額や手当の有無、給与の差がありますので、自身がどこへ住み、どこへ勤め、生活の基盤をきちんと維持できるかどうかは働き始める前にシミュレーションをして本当に大丈夫なのか詰めて考える必要性はあるでしょう。