地方から関東に上京して働いていた人が、様々な理由で帰郷した場合、テレビなどで東京発信の情報を見るたびに戻りたいと感じる人が多くいます。
 地方には自然が豊かだったり、のどかな雰囲気があったりと、関東にはない魅力が溢れています。それでも、東京の近くに戻りたいと思うのは、やはり生活の利便性が高いことが挙げられます。
 
 コンビニやスーパーは、ほぼ徒歩圏に存在しており、地方の田舎のように車で買出しに行く必要がないわけです。また、電車や道路の交通網も発達しているので、身一つで移動できるのが快適だと言えます。
 そればかりでなく、地方出身者にとっては、都会の密集した住宅事情にも好感的で、人が集まっていること自体にバイタリティを感じると言います。
 
 都会エリアにバイタリティを感じるのは、文化や情報などを含めて、時代の最先端に位置していると感じるからです。元々、都会に住んでいると見えないことが、地方出身者だからこそ、見えてくるわけです。それ故、事情があって地元に戻ることになると、時代から取り残された気分になり、東京の近くに戻りたいと感じることになります。

 特に仕事に関しては、特殊な職種を除いて、東京の近くで働くことにメリットがあるのが現実です。とは言え、物価や家賃に関しては、都心に近くなるほど高くなり、生活の圧迫要因になります。
 それでも、都心から少し離れた関東圏なら、物価や家賃は地方と大差はないので、暮らしやすくなっています。自分の生活水準に合った場所を探し易いのも関東の魅力の1つと言えるでしょう。